生地の幅と反物の長さ

幅員150〜330cm、1反の長さが幅で変わる理由、コンテナ積付量

木製パレットに積まれたポリエステル100%の生機ロール

幅員は、生地1反の裁ち幅とコンテナ積付量を決める数字である。生地の仕入れで幅の指示を出すとき、仕様書には幅員と書き、会話と検索では生地 幅 と書く。

1反の長さは幅で変わる。幅の広い生地ほど1反の直径が大きくなり、1反の長さは短くなる。当社の生機(きばた)は幅員 160〜330 cm、加工済み生地は 150〜315 cm である。

このページの数値は当社の目録と輸送の案内に公開されている値である。公開していない値は案件ごとに確定と明記している。

幅員と生地 幅の書き分け

幅員は仕様書の欄として書く正式な名称で、生地 幅 は人が検索窓に打つ形と口に出す形である。両者は同じ対象を指す。

幅の指定には3段階がある。総幅員は耳から耳の寸法、有効幅員は総幅員から耳と欠点、端の歪みを除いた幅、裁断可能幅員は実際に裁片として取れる幅で、総幅員より片側 1〜2 cm ずつ狭い。裁断歩留の計算に使うのは裁断可能幅員である。

幅は工程で変わる。熱固定やカレンダー加工で生地が縮むため、生機の幅員と加工済みの幅員は別の数値として扱う。当社では生機が 160〜330 cm、加工済み生地が 150〜315 cm である。

幅の3区分

総幅員を前提に、使える幅と裁れる幅を分けて扱う。

区分内容
総幅員耳から耳の寸法。織機の設定で決まる
有効幅員総幅員から耳と欠点、端の歪みを除いた幅
裁断可能幅員実際に裁片として取れる幅。総幅員より片側 1〜2 cm ずつ狭い

幅と組織で決まる1反の長さ

反(はん)は生地を巻く単位であり、1反の長さは幅と組織で決まる。幅が広いほど1反の直径が大きくなり、同じ芯棒・同じ巻数で持てる長さが短くなる。

市場では幅150 cm の 20/16オックス生地で「1反は約53m」と記載されている例がある。幅と組織が違えば長さは変わる。

1反の長さは、幅と組織を合わせたうえで見本・お問い合わせ時に確定します。基準となる固定値はない。

幅を 150 cm で確定してから反数を見積もる。幅 300 cm の生地と幅 150 cm の生地では反の単位そのものが違う。1反の長さと反数は幅と組で指定する。

幅を選ぶときの切断計算

幅を選ぶと、1反から取れる裁片の枚数と端材の量が変わる。幅の広いロールは、標準幅が 1 枚と端材で足りるところに 2 枚と余裕を取れる。

実効単価も同じ計算になる。同じ 1 m あたりの単価なら、幅300 cm の生地は幅150 cm の生地の約2倍の面積を賄うので、使える 1 m あたりの単価は約半分になる。幅ごとに 1 m 単価は異なるため、実効単価は幅を指定した見積りで確認する。

ロールの重量は 目付 × 幅 × 長さ で決まる。同じ目付・同じ長さでも、幅300 cm は幅150 cm の 2 倍の重さになる。目付 60〜140 g/m² の加工済み生地で、幅を 150 cm から 300 cm にすると、同じ長さのロールが重くなる。英語欄の Weight がこの値に当たる。

幅は積付量にも効く。幅が広いほどロールの直径が大きくなり、ロールとロールの間の隙間が増える。コンテナは重さを満たす前に容積で埋まるため、幅の広い生地ほど同じコンテナに入る本数が減る。

幅を変えたときの計算

比較結果
裁断枚数幅300 cm なら幅150 cm の裁片を1反あたり2枚取れる。標準幅は 1 枚と端材になる
実効単価同じ 1 m 単価なら、幅300 cm は幅150 cm の約2倍の面積。使える 1 m あたりの単価は約半分になる
ロール重量目付 × 幅 × 長さ。幅300 cm は幅150 cm の 2 倍の重さ(同じ目付・同じ長さで)
積付量幅が広いほどロールの直径が大きくなり、隙間が増えて同じコンテナに入る本数が減る

コンテナ積付量

生地の輸送は容積で決まる。生地は重量に対して嵩が大きく、コンテナは重さの制限に達する前に容積で埋まる(cube out)ため、幅と目付が積付量を決める。

幅150 cm・長さ 1,500 m のピーチスキンロールは 容積 約 0.35〜0.5 CBM、重量 100〜150 kg 程度。ロール1個がこの体積なので、コンテナに入る本数はここから計算する。

コンテナ別の容積と生地の目安数量

容積、最大積載重量、生地の目安本数。実際の積付量はロールの寸法と目付で変わる。

コンテナ容積・積載重量・生地の目安
20' 標準容積 約 33 CBM/最大積載重量 約 21,700 kg/生地の目安 40,000〜60,000 m
40' 標準容積 約 67 CBM/最大積載重量 約 26,500 kg/生地の目安 80,000〜130,000 m
40' ハイキューブ容積 約 76 CBM/最大積載重量 約 26,300 kg/生地の目安 100,000〜150,000 m

幅150 cm のピーチスキンのロール1本を例にすると 容積 約 0.35〜0.5 CBM、重量 100〜150 kg である。幅が広いほどロールの直径が大きくなり、ロール間の隙間が増えて入る本数が減る。

幅と反の指定方法

幅を指定するときは順序を固定すると見積りがぶれない。生地の状態、幅員、目付、組織、反の換算基準、数量、納期(船積み基準)の順で決める。

反の換算基準になるのは幅と組織である。幅を 150 cm で確定してから反数とロールの長さを見積もる。幅300 cm なら、幅150 cm の反数とは別の数字になる。

取引条件

仕様書に書く18項目。公開している数値はそのまま、公開していない項目は案件ごとに確定と記載する。

項目内容
品番案件ごとに確定します英語目録の品目名(greige、peach-skin、solid-dyed、bleached-white、digital-print、regenerated-polyester)を起点にする
素材ポリエステル 100%/再生ポリエステル 100%(GRS rPET)単一素材で供給する。混紡は案件ごとに確定します
混用率100%目録の全品目が単一素材。混紡の配合は案件ごとに確定します
幅員 (cm)生機 160〜330/加工済み 150〜315幅の選択肢は 160/220/280/300/330 cm(目録には品目ごとに 150〜330 cm の幅が並ぶ)
目付 (g/m²)生機 55〜120/加工済み 60〜140/ピーチスキン 75〜120生機か加工済みかを明記して指定する
密度案件ごとに確定します組織と糸の細さの組み合わせで決まる。英語表記は thread count
番手 (Ne/Nm)案件ごとに確定します糸の細さ。目付・密度と同時に指定する
機能抗菌・防ダニ・吸湿速乾・防汚・防縮・形態安定・防虫・遮光など機能の数値は仕様ごとに異なる
用途寝具・寝装、カーテン・ブラインド・間仕切、保護カバー・収納用、病院用・制服用など
ロット在庫品または特注生産目録の MOQ 欄で在庫品と特注を分けている
最小ロット2,000〜5,000 m晒し白 2,000 m、単色染色 3,000 m、ピーチスキンと特注 5,000 m。デジタルプリントと在庫生機には最小ロットがない
納期船積みから週数で確定します固定日数は公開していない。数量と仕上げ工程で変わる
検品出荷前に目付・幅員・染色堅牢度・引張強度を確認第三者試験は依頼に応じます
試験成績書案件ごとに発行しますご指定の仕様に対する試験成績書として発行する
包装ロール梱包(ポリエチレンフィルム巻き・芯棒使用)パッキングリストはロール単位の明細を記載する
貿易条件FOB 寧波(CIF・DDP も対応可能)価格通貨と単価は見積時に確定します
見本見本(検本)・見本帳の請求に応じます生機・各仕上げ・各色を用意する
担当営業担当(Weaverine Sales)見積・見本・注文の窓口を一本にする

数値は当社の目録と公開資料の値。当社は 30 年以上の織物実績を持ち、ウォータジェット織機 650 台以上、日産 200,000 m 以上の生産体制を持つ。

見積り依頼

次の項目をそろえて送れば、その条件での仕様と最小ロット、納期を含めた見積りとしてお返しする。

sales@weaverine.com までメールを送ってください。内容を確認したうえで、営業担当(Weaverine Sales)が直接ご返信します。

通常は営業時間(月〜土 8:00〜18:00、中国標準時)の 24 時間以内にご返信します。

よくある質問

生地の幅の規格
生機は幅員 160〜330 cm、加工済み生地は 150〜315 cm である。当社が持つ幅の選択肢は 160/220/280/300/330 cm。幅は耳から耳の寸法で、実際に裁れる裁断可能幅員は総幅員より片側 1〜2 cm ずつ狭い。
1反の長さと幅の関係
幅と組織で決まるので固定値はない。市場では幅150 cm の 20/16オックス生地で「1反は約53m」と記載されている例がある。幅と組織が違えば長さが変わる。1反の長さは、幅と組織を合わせたうえで見本・お問い合わせ時に確定します。
ロールの長さの決まり方
ロール単位の納品では、1ロールあたりの長さと反数(幅150 cmでn反)を荷姿で決める。ロールの重量は目付・幅・長さから計算できる。コンテナは重さの制限に達する前に容積で埋まるため、幅が広いほどロールの直径が大きくなり、ロール間の隙間が増えて入る本数が減る。
コンテナの積付量
20' 標準は 容積 約 33 CBM・最大積載重量 約 21,700 kg・生地の目安 40,000〜60,000 m、40' 標準は約 67 CBM・約 26,500 kg・80,000〜130,000 m、40' ハイキューブは約 76 CBM・約 26,300 kg・100,000〜150,000 m である。実際の積付量はロールの寸法と目付で変わる。
幅を広げたときの切断計算
裁断歩留と実効単価が変わる。幅300 cm なら幅150 cm の裁片を1反あたり2枚取れる。幅の広いロールは、標準幅が 1 枚と端材で足りるところに 2 枚と余裕を取れる。同じ 1 m 単価なら、幅300 cm は幅150 cm の約2倍の面積を賄うため、使える 1 m あたりの単価は約半分になる。
最小ロットの数量
2,000〜5,000 m である。晒し白 2,000 m、単色染色 3,000 m、ピーチスキンと特注 5,000 m。デジタルプリントと在庫生機には最小ロットがない。

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